このオフから投打二刀流でのプレーを希望していた楽天の辰己が、今キャンプ中のブルペン入りを希望。「第3クールか、第4クールで」と予告した。
三木監督は二刀流の可能性を否定はしていないが、この日は「まずは100%、野手でやってもらう」と説明した。ただ“投手デビュー”への思いが強い辰己は、個別練習の際にウエートルームで投球動作を繰り返し「今シーズンどこかでは絶対投げる。点差が開いて枚数が足りなくなったら投げてくれとなるかもしれない」と熱弁。持ち球についても「手の内は明かしたくない」と伏せた。
フリー打撃では中堅、右中間に各2本、左中間にも1本と33スイングで5本の柵越えとパワーを見せつけた。契約更改時には「25勝0敗」を宣言したが、もちろん本職は野手。「トリプルスリーと、1登板無失点」を新たな目標として掲げた。(花里 雄太)