ヤクルトの奥川が今キャンプ初めてブルペン入りし、直球のみで30球を投げ込んだ。途中からクイック気味に足を上げてタイミングに変化をつけるなど、マウンドの感触を確かめながらバランス重視で「気持ち良く投げられた」とうなずいた。
昨季は3年ぶりに白星を挙げるなど3勝を挙げて復活への道筋をつけた。オフシーズンのトレーニングは質、量ともに満足しており、万全の状態でキャンプイン。手応えがあるからこそ、6年目で初の開幕投手にも「みんな狙っている場所。負けない気持ちを持ってやりたい」と名乗りを上げる。投球を見守った高津監督は「腕が強く振れてスピードも出ていた。しっかり準備してきたのかなと思う」と目を細めた。