Infoseek 楽天

「本当は莫大な資金をかけて…」LUNA SEAが結成10周年のセット崩壊“伝説ライブ”回想

スポニチアネックス 2025年2月3日 11時48分

 ロックバンド「LUNA SEA」が2日放送のテレビ朝日系「EIGHT-JAM」(日曜後11・00)にVTR出演。1999年に行われた結成10周年の“伝説ライブ”を振り返った。

 この日の放送は「ROSIER」や「I for You」など多くのヒット曲を生んだLUNA SEAを特集。番組でメンバー5人のインタビュー映像を放映した。

 LUNA SEAは1999年に東京・有明の特設会場で結成10周年のライブを開催。ただ、本番3日前に強風で数億円かけて設営したセットが崩壊。開催が危ぶまれたが、瓦礫と化したセットを前にヘリコプターで登場してステージを披露し、ファンを魅了。“伝説ライブ”となった。

 当時を振り返り、ベースのJが「一報を電話でもらったんですよ。“ステージが壊れた”って(スタッフが)言うんですよ。“何の話してるの?”ってそれぐらい理解ができないことが起きた」と語れば、ドラムスの真矢も「俺、1回電話切った。ちょうど六本木で飲んでて“ステージが…”って(知らせに)“うるさいこと言ってんじゃねぇよ”って。本当なの?って」と懐かしんだ。

 ギターのSUGIZOは「本当は莫大な資金をかけて、僕の記憶だとおそらく音楽シーンの中では最もスペクタクルなショーになるはずだったんです。今で言うマッピングとか、映像をものすごい使ったコンセプト的には当時としてはとっても新しいライブになるはずだった」と当初予定していたライブの内容を説明した。

 ただ、強風で崩壊したことにより「それが全部ダメで…」と計画が頓挫。崩壊したセットを背景にライブを決行したことで「結果的に約10万人を相手に丸裸な状態。ネイキッドなLUNA SEA。あの場所が僕らが昔、這い上がったライブハウスの様になって、崩壊したセットを撤収することもできなかったので、それをそのまま廃墟をセットにネイキッドなLUNA SEAをやるしかない」と決意が固まったと振り返った。

 Jも「ありがたかったのは、そんな状況でもファンの皆が駆けつけてくれた。今でもやっぱり鳥肌が立ちますよね」と思い返すだけで感動すると語った。

 SUGIZOは「あの時、ヘリで登場したんですけど、10万人の観客が下で僕らを待っている。あの景色があまりにも感動で…。真矢以外は」と懐かしむと、高所恐怖症で高いところが苦手な真矢は「俺も感動したよ!」と笑っていた。

この記事の関連ニュース