「第59回津軽雪上ラグビー大会」が2日、青森県の弘前市運動公園多目的広場で開催された。弘前サクラオーバルズや青森県内のラグビースクールなど複数チームが参加。子どもたちらによる「弘前ハカ」も初めて披露され、会場は大いに盛りあがった。
イベントにはかつて日本ラグビー界を沸かせたレジェンドも集まった。同大や社会人のワールドで活躍した元日本代表SO松尾勝博氏(61)、神戸製鋼(現リーグワン神戸)や釜石シーウェイブスRFCで活躍した元日本代表FW伊藤剛臣氏(53)らも登場し、参加者を喜ばせた。
イベント開催を支えた一人が弘前サクラオーバルズの安東元吉代表だ。安東氏はラグビーが持つ力で地域を輝かせるというビジョンの下、県内外の競技普及や育成に多くの力を注いできた。安東氏は「雪にも天気にも恵まれ、子どもから大人までみんな笑顔で雪上ラグビーを楽しみました」と振り返った。
安東氏の取り組みや活動に影響を受けた伊藤氏は弘前サクラオーバルズでアンバサダーを務めている。この日2トライと奮起した伊藤氏は「青森県のラグビーを愛するみなさまと交流できて幸せです。今後も青森県のラグビーの活性化に協力していきたいと思います」と力を込めた。