経済アナリストの森永康平氏(39)が3日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。原発不明がんのため1月28日に67歳で死去した父・森永卓郎(もりなが・たくろう)さんの遺言について語った。
1月27日の放送が、森永さんの生前最後の生放送の出演となった同番組。森永さんとの思い出を語る中、パーソナリティーの大竹まことは「森永さんは何か、遺言みたいなことはおっしゃってたんですか?」と尋ねた。
康平氏は「“迷惑かけたくない”みたいなことはずっと生前から言っていたので。我々家族にも、例えば葬儀はしないでくれとか、戒名はいらないとか、そういう時間とかお金がかかるようなことはしなくていいって言ってたんです」と話した。
しかし、その中でも実現できない遺言があったようで「一番困っちゃったのが、“遺骨は燃えないゴミで捨ててくれ”みたいなこと言ってたんですよ。調べたら、それやると僕犯罪で捕まっちゃうんで。さすがにそれはちょっとできませんっていう話なんですけど。普通にダメですからね」と苦笑。遺骨を遺棄することは刑法で禁じられている。
森永さんの思わぬ要望に、大竹は「凄い遺言ですね」と驚き、「返す返すも凄い人生で、凄い終わり方。謹んでご冥福をお祈りします」と故人をしのんだ。