ヤクルトの新人選手3人が3日、1軍キャンプ地の沖縄県浦添市内の観光スポットを訪問した。この日はキャンプ最初の休養日。1軍に抜てきされたドラフト3位・荘司(セガサミー)、同5位・矢野(四国IL・愛媛)、育成3位・下川(オイシックス)が、同市内にある浦添城跡や美術館などを巡って地域の歴史や文化に触れた。
最後は観光客に“映えスポット”として人気のアイスクリーム店「ブルーシール牧港本店」で絶品スイーツに舌鼓。同期で4日からの第2クールに向けて英気を養い、矢野は「歴史を学べて良い経験になった」と感想を口にした。
ルーキーたちにとってプロのキャンプは驚きの連続だったようだ。社会人経験のある最速150キロ左腕・荘司は「ブルペンに入って周りの投手を見たら全員、球が速くて焦りそうになった。ちょうど自分が投げた時に高橋奎二さんが投げていて、真っ直ぐの強さとか真似するべきところでもあるので、キャンプ中に教えを請いにいければ」と振り返った。捕手の矢野も「高橋奎二さんがとてつもない球を投げていた。(WBCで)侍ジャパンにも選ばれていましたし、そういう投手の球を受けてみたい」と目を輝かせた。
第2クールからはライブBPなど実戦形式の練習もスタートする。支配下登録を目指すアンダースローの下川は「ここから実戦が始まるので、置いていかれないようについていきたい」とサバイバルを勝ち抜く決意を新たにしていた。