女優の上白石萌音(27)が3日、都内で映画「35年目のラブレター」(監督塚本連平、3月7日公開)のお披露目試写会イベントに出席し、今年の挑戦について明かした。
同作は、過酷な人生を歩んだがために、読み書きが不自由なまま大人になった西畑保(笑福亭鶴瓶)と、保を支え続けた妻・皎子(原田知世)の夫婦愛の実話を実写映画化。若かりしころの2人を「WEST.」重岡大毅、上白石がそれぞれ演じた。
夜間中学に通い、学ぶことを忘れなかった保にかけ、挑戦したいことについてテーマトーク。上白石は「この映画に触発されたところもあるんですけど、友人と一緒に漢字検定を受けようと勉強しています」と、優等生なイメージにぴったりのチャレンジを明かした。
既に勉強を開始しているという。「本屋さんで問題集を買って、ジャポニカの漢字練習帳を買って、練習しています」。また、「1画1画、書ける字が増えるのはうれしいものですし、どんどん書けなくなっている」と、スマホ時代の悩みを解消するためにも励んでいるという。また「大切な人に迷わずラブレターを書けるように、頑張りたい」と胸の内を明かした。
試験は6月だという。受験する級を聞かれると、「最初は合格できる級から行こうと思って、準2級からいけます」と、いきなり高いハードルを口に。驚きの声が上がると、「ただ…もしかしたら下げているかもしれない」と笑っていた。
漢字の読みは、役者の日常に密接に関わってくる。「日常で使うものが多くて、台本読めないと恥ずかしい。そういうのもなくなっていくといいな。学生に戻った気持ちで頑張りたいと思います」と笑顔で宣言していた。
「35年目のラブレター」は、過酷な人生を歩んだがために、読み書きが不自由なまま大人になった西畑保(鶴瓶)と、保を支え続けた妻・皎子(原田)の夫婦愛の実話を実写映画化。イベントには上白石のほか、鶴瓶、原田、重岡、安田顕、くわばたりえ、塚本監督が登壇した。