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宮根誠司 TVとYouTubeを巡る葛藤吐露「我々はファクトチェックしなきゃいけないから沈黙してる」

スポニチアネックス 2025年2月3日 20時2分

 フリーアナウンサーの宮根誠司(61)が3日、日本テレビ系「ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)で、YouTubeを巡る葛藤を明かす場面があった。

 番組では、芸能界を引退した元タレント・中居正広氏の女性トラブルに社員が関与したと報じられているフジテレビについて取り上げた。特集の最後で、宮根は「YouTubeでいろんなことが出だしている、個人名も含めて。YouTubeは全部流して凄い再生回数になっている中で、我々既存のメディアはファクトチェックが必要なので、どうしてもYouTubeで上がっている方々がいろんなことを言っている中で、本当かどうか真偽が分からない。我々はファクトチェックしなきゃいけないから沈黙してるんですね」と話し、フジテレビ問題でもYouTubeでさまざまな動画が公開されていることに言及。

 「これはどうなんだろうと思って。例えば当事者の方が“これは違う”と言って極端な話、裁判に訴える、名誉毀損で訴えることになると状況は違ってくると思いますけど。そこの乖離が一般の方々には“何でそれに触れないの?、既存のメディアは”っていうのがあるような気がする」とYouTubeで話題になってもメディアが取り上げないことに視聴者は疑問を感じているのでは、と語った。

 すると読売テレビの高岡達之特別解説委員は「テレビは見に行こうと思わないでも家族の誰かがスイッチを押したら付く。ここがYouTubeとの完全な違い。YouTubeは見に行こうと思って見る」と受動的、能動的なメディアの違いを指摘。YouTubeのユーザーは「信じるか信じないか、自分の責任だと分かって見ている」とし、一方でテレビは「それだけの思いを持っていない人の目にも入ってしまう」と説明した。「我々は何でも聞いた話を流せるわけではないというのは、ファクトチェックだけではなくて、誰が見るか分からないということもある」とテレビに信頼性が求められる理由を語った。

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