将棋の渡辺明九段(40)が3日、自身のX(旧ツイッター)を更新。1月28日に行われた第83期名人戦・A級順位戦で足の痛みのため対局途中で投了したことに言及し、謝罪した。
渡辺九段は「先週の順位戦、また同じことになってしまい、すみませんでした。復帰できなかった、という心の整理ができなくて、ご報告が遅れたこともお詫びします」として謝罪。
「装具を付けて通勤して、足に疲労がたまった状態で椅子に座る、という一連の動作が未経験だったのと、スーツズボンの上から装具着用で普段より締め付けがきつかったこと、椅子との相性など、全てがぶっつけ本番になってしまったのもまずかったです」と説明した。
「診察&リハビリでは経過はいいと言われていますし、ヒップリフトの片足とか1週間前にはできなかったことが、できるようになっているのですが、元々の筋力がないせいと、時間待ちです、、、できるトレーニングをして、対局の負荷に耐えられる状態を目指します」とつづった。
渡辺九段は昨年夏頃、フットサル中に左膝を痛め、同年12月13日のA級順位戦7回戦も途中投了していた。その後、12月19日から今年1月20日まで休場し、前十字靱帯の再建手術を受けた。