ソフトバンク前田悠伍投手(19)が3日、今キャンプ2度目のブルペン入りで111球を投げ込んだ。
小久保監督が見守る中でのロングアピールに「ちょっと、いけるとこまでいってみようと」と笑って振り返った。第1クール初日の2月1日の前回は49球。ほぼ、倍を投げた。
23年ドラフト1位左腕の昨年は、B組スタートで球団の特別育成プログラムのもとで成長を期待されてきた。1年目を終えたオフにはメッツ千賀、カブス今永と合同自主トレで心・技・体から見つめ直した。
2年目の今春は初のA組スタートで開幕ローテーションを争う立場にいる。ブルペンでチェックをした小久保監督は「アピールとかではなくて、彼なりの考えがあってのピッチングなんでしょうね」。いたって冷静だったが、前田悠のハッスルの熱量は感じ取っていた。