国際統括団体ワールドラグビー(WR)のブレット・ロビンソン新会長とアラン・ギルピンCEOが3日、都内で会見を開いた。
ロビンソン会長は昨年11月に就任してから初の外国訪問として来日。「会長選挙でご支援いただいたので、最初に訪問するのが日本になることは当然」と感謝を述べた。日本には数日間滞在する予定で、日本協会と話し合ったり関連企業や政府関係者にあいさつへ伺うという。
2035年の男子W杯招致を目指している日本。ロビンソン会長は「アジアのラグビー発展のためには日本の活躍が大事。19年のW杯は開催前には懐疑的な声もあったけど大成功だった。世界中のみんなが日本に対して大きな信頼を持っている」と評価した。
会見に同席したアラン・ギルピンCEOによると、2035年W杯の開催国にはスペインやイタリアも候補に挙がっているという。2027年のW杯オーストラリア大会前には開催国を決定する方針。
オーストラリア出身のロビンソン会長は「長い準備期間があることで、スタジアムやインフラの整備に取りかかる時間ができる」と利点を説明し「オーストラリアの素晴らしいスタジアムを見て生かしてほしい」と期待を込めた。