阪神・藤川監督が、2日間の指導を終えた糸井スペシャルアンバサダー(SA)に、“無期限”の臨時コーチを依頼した。
「たった2日間で選手にこれだけ影響を与えるのは、自分としても非常に凄く良い時間だった。糸井SAが着ているタイガースのジャケットは私たちで預かる。彼が甲子園に来た日は、いつでもそのウエアを着て、グラウンドに降りてきてもらいたい」
セパ3球団を渡り歩いて首位打者1回、通算1755安打を放った球団OBは、任務に就いた2日間を、「大変だなと思いました。一人一人を把握しないといけない。僕も初めての経験。良いアドバイスを送れているのか不安もあったが、みんなが聞いてくれて、やりがいが凄くあった」と振り返った。
クリケットのバット、通常の硬球より重い「超人ボール」で打たせる独自のメニューで選手を指導。帰り際、藤川監督から継続的な指導を求められると「続(ぞく)!」という独特の表現で快諾した。
≪ヘルナンデス 糸井SAから金言ゲット≫ヘルナンデスが糸井SAから日本で成功するための金言をもらった。「まずストレートに負けないこと。真っすぐをしっかり捉えることが大事だと教えてもらった。日本では直球が想定されるカウントでも変化球が来るが、まずは真っすぐを打つこと。変化球は、その後に対応できれば良いと教わった」。元首位打者のアドバイスに納得顔だった。3日連続のランチ特打では34スイングで13本の柵越え。5連発もあり、持ち味のパワーを発揮した。