ソフトバンクの先発候補・上茶谷大河投手(28)が戦線離脱する可能性があることが3日、分かった。
右肘に違和感を抱え、宮崎キャンプを2日連続のノースロー調整で終えた。この日、A組のキャッチボール開始後にトレーナー帯同のもとサブグラウンドに出て倉野投手コーチと話し合った。投内連係でも送球行為を避けて動いた。2日も投球行為を控えている。同コーチは「今は、様子見ですね」と話した。宿舎で改めて状態を確認後、きょう4日に福岡へ戻るか、宮崎で調整継続か判断する。
18年ドラフト1位で7年目の上茶谷は、DeNAから昨年末の現役ドラフトで加入した。オフにメキシコのウインターリーグでも先発として6試合に登板し、小久保監督も開幕ローテーション候補として期待していた。新戦力の上沢、伊藤、浜口はブルペン入りを終えたが3日時点で唯一、本格的な投球を行っていない。
キャンプイン前の1月に筑後ファーム施設で上沢とキャッチボールをするなど、順調な調整ぶりだった。選手のモノマネを得意とする明るい性格で、新天地でもムードメーカーとして溶け込んでいた。きょう4日の判断が注目される。
≪川瀬は右膝を痛める≫
H…内野の定位置を狙う川瀬がアクシデントで練習を取りやめた。ノック中に右膝を痛め、その後の練習には加わらなかった。小久保監督は「無理はさせたくない。治すこと優先だが、宮崎に残りたいとも言っている。終わって病院にいってから」と説明した。4日以降の練習参加は状態を見て判断される。