元サッカー日本代表FWの岡崎慎司氏(38)が2日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。清水での新人時代に“一番尊敬している先輩”から用具係に間違えられてしまったというエピソードを開かした。
番組ではMCの俳優・勝村政信がベルギー遠征特別編として岡崎氏との対談が実現。「岡崎慎司3週連続SP」の第1弾として放送された。
岡崎氏は滝川二高卒業後、05年に清水に入団。08年には清水から10年ぶりとなるJリーグベストイレブンに選出されるなど、清水の顔として活躍。清水時代は「FW8人の中で8番目」の位置付けから日本代表のエースにまで駆け上がった。
勝村から「8番目のFWという自覚はあったんですか?」と聞かれると、岡崎氏は「自覚はもちろんないですよ。後々これを聞いた時にエッ!そうやって思われていたんだ!?みたいな。笑」と返答。
続けて「ちょうど(3年生の)高校サッカー選手権の1カ月前にケガをしていたんですよね。それで結構遅れて清水にも入ってきて、最初は練習もしていなかったので、僕が用具を触っている時に“君ホペイロ(用具係)なの?”って言われたことがあります。それが佐藤由紀彦さんって僕が一番尊敬している先輩なんですけど、いやユキさん僕も一緒に入団会見いましたっていう話からスタートしました」と、新人時代のエピソードトークを披露。これには勝村の爆笑もさらった。
14年に現役引退した佐藤由紀彦氏は右サイドからの正確なクロスを武器に清水を含め、横浜F・マリノス、FC東京などで活躍。05年当時は29歳、岡崎入団と同じタイミングで清水へ移籍。清水入団会見でも一緒に出席していたが、VTR出演となった佐藤氏は「私は彼のことを選手だと思ってなかった」とコメント。
最初は用具係と勘違いしてしまったようだが、以降は岡崎氏の代名詞であるダイビングヘッドの練習相手として親交を深めたとし「泥臭く食らいついてくるところに可愛さもあり、もうシンパシーですね。何か“この子来るな”って感じたことを本人にも伝えました」と言及。
さらに岡崎氏の隠れた才能についても触れ「とにかく言われたことを全てやってみるというタイプでしたね。ただ諸先輩方から色々なアドバイスをもらってパンクしないかなっていう懸念があったが、よ~く見てると“捨てるセンス”もあって、こういう器用さもあるんだと。やっぱり今思うと、みんなが彼を何とかしてあげたい連れ回したいとか、そういう人間性だった」と天性の愛されキャラだったと振り返った。