女優の有村架純(31)が3日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。意外なデビュー作を明かす場面があった。
この日は昨年放送されたフジテレビの月9ドラマ「海のはじまり」で初共演した大竹しのぶと出演。有村が昨年11月に大竹出演の舞台「太鼓たたいて笛ふいて」を観劇して以来の再会だという。
大竹からいつも落ち着いていると指摘を受けた有村。「昔からそうですね。あんまり自分の感情を示してこなかったんです。でも、お仕事をしてからそれじゃダメなんだ、ってことに気付いて、ちょっとずつ自分の意見みたいなものを言うようにはなったんですけど」と告白。「(学校でも)大人しいほうでしたね。前に出て発表するのも嫌でしたし。ヒソヒソ生きてました」と苦笑した。
そんな少女がなぜ人前に出る仕事を選んだのか。「私は中学生の頃までは別のお仕事に興味があったんですよ。動物関係のお仕事に就きたいなって。獣医さんとか、トリマーだったりとか、いろいろな動物関係のお仕事あるかなって」と有村。「進路を探している時にテレビとかドラマは見るのが好きだったので、見ていたから、ちょうど自分と自分と同じ年の子が出られている作品がその時期多くて、金八先生だったりとか。その中で自分と年が近い子たちがこういうふうにお仕事しているのが不思議だなって気持ちと、楽しそうだなっていう気持ちと、どういう世界なんだろうって気持ちと、なんか興味を示してしまって、そこから自分でオーディション雑誌を買って。コソコソ履歴書を送ってたんです、1人で。こっそり。写真は撮ってもらわないといけないから、家族にだけは言って。協力してもらいながらやってもらいましたね」と明かした。
「それで受かったのが今の事務所のオーディション」だそうで、「それも1回では受からなかったので、何回も送って。写真も撮り直したり。それも、あまりにもしつこかったので、会社の人が会ってくれたんだと思うんですけど。中学生の時に送って、初めて面接に呼ばれたのが高校生の時でした」とした。
デビュー作はケツメイシの「仲間」のMVだったといい、「ミュージックビデオとショートドラマ的な。知らない人も多いんじゃないですかね」と有村。大竹が「え~じゃあ、見てみよう」と声を弾ませると、「何もできない、がんじがらめになった私が…。緊張しました」と懐かしんだ。