◇NBA グリズリーズ128ー109スパーズ(2025年2月3日 フェデックス・フォーラム)
NBAグリズリーズの河村勇輝(23)が3日(日本時間4日)本拠地スパーズ戦にベンチ入りした。最終クオーター(Q)から途中出場し、豪快ダンクを演出してアシストを記録。チームは前半からリードして快勝して3連勝を飾った。
河村は同日のGリーグ・ハッスルの試合で先発して、7得点14アシスト3リバウンド4スチールと勝利に貢献。そのままダブルヘッダーでグリズリーズの試合にもベンチ入りした。
最終Q残り3分で大量リードしたグリズリーズ。すると場内から恒例となった「We want YUKI(勇輝を出せ!)」の大合唱。河村が残り2分3秒からコートに立つと大歓声が上がった。河村にとっては、1月17日(同18日)以来となるNBAでのプレーとなった。
残り26秒にはディフェンスリバウンドを獲得すると、そのまま前方のGG・ジャクソンにパスして、速攻の豪快ダンクを演出。アシストを記録した。河村は2分3秒出場で1アシスト1リバウンドをマークした。そしてこの試合にベンチ入りして、2WAY契約の規定により、NBAでベンチ入りできるのは残り17試合となった。
試合開始直前にはアクシデントが起こった。ティップオフ直前にコートサイドのファンが突然倒れて意識不明。救急措置のため選手たちは、一旦ロッカールームに戻ることになった。ロッカールームに戻る前には、ファンの回復を祈って、選手たちがコート上で円陣を組む場面もあった。
救急措置が終わって、選手たちがコートに戻った。再びウォーミングアップをした上で試合開始となった。グリズリーズは、前半からリードする有利な展開となった。ジャレン・ジャクソン・ジュニアがチーム最多31得点を記録。エースのジャ・モラントも25得点11アシストのダブルダブルでチームを勝利に導いた。