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吉田義男氏が91歳で死去「今牛若丸」と呼ばれ選手、監督として愛された「23番」阪神3人だけの永久欠番

スポニチアネックス 2025年2月4日 17時43分

 プロ野球の阪神を監督として1985年に球団史上初の日本一に導いた吉田義男(よしだ・よしお)氏が3日午前に脳梗塞のため死去したことが4日、分かった。91歳。京都府出身。通夜、告別式については非公表。

 1933年(昭8)7月26日生まれの吉田氏。高校時代、山城では2年夏に甲子園出場した。立命大を1年で中退して53年に阪神入り。俊足巧打の遊撃手で、1メートル67と小柄ながら華麗な守備は「今牛若丸」と呼ばれた。

 ベストナイン9度、通算350盗塁は球団歴代2位、球宴には13度出場し、56年第2戦で決勝打を放ち殊勲選手賞。コーチ兼任の69年限りで現役を引退した。

 1975年から3期8年に渡って阪神監督を務め、85年には21年ぶりリーグ優勝と球団初の日本一に導いた功績で正力松太郎賞を受賞。90~95年はフランス代表監督を務め、「ムッシュ」の愛称で親しまれるなど同国の野球普及に尽力した。

 92年に競技者表彰で野球殿堂入り。現役時代の背番号23は阪神の永久欠番。阪神の永久欠番は藤村富美男氏の「10」と村山実氏の「11」と吉田さんの3人だけとなっている。

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