近鉄、中日など3球団でプレーした金村義明氏(61)が3日のMBSラジオ「金村義明のええかげんにせ~!」に出演。キャンプ報道でよく目にする“柵越え○発”は「まったく意味ない」と斬り捨てた。
阪神の新外国人、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)が沖縄・宜野座キャンプイン初日にいきなりランチ特打で53スイング中、柵越え7発。メディアがこぞって称賛の声を上げた。
このニュースに金村氏は「毎年言っているけどランチ特打のホームランっていうのはね、あれ、まったく意味ないからね」とバッサリ。
打ちやすいボールを高々と上げて風に乗せてホームランにしているだけ、と明かした。
阪神在籍6年で通算1020安打、77本塁打した最強助っ人の一人、マット・マートンを例に出し、「マートンなんて頭よかったからコンパクトにセカンドの頭の上狙ってた。そういうバッティングする人ほど日本の野球に順応する」と、説明した。
とはいえ、ヘルナンデスについては「後ろが小さくて前が大きい(スイング)。ぱっと見は“おおっ”て思う。他球団の偵察隊が警戒するタイプ」と、活躍する可能性も示唆した。