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堀潤氏 米ファンドのフジHD日枝氏辞任要求に「独立性を担保し続けるのが放送局の使命なのに」

スポニチアネックス 2025年2月4日 20時16分

 元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(47)が4日、キャスターを務めるTOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)で、米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」がフジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)に対して日枝久取締役相談役(87)の辞任を求める書簡を送ったことについてコメントした。

 “物言う株主”として知られるダルトンが、中居正広氏の女性トラブルを巡る対応に関連してフジ・メディアHDに書簡を送るのは3度目。「何故たった1人の独裁者がこの巨大な放送グループを40年近くも支配することが許されてきたのでしょうか。信じ難いことです!」と強い言葉で批判した。

 堀氏は番組に寄せられた「ダルトンばかりにいい顔させないでほしい」というX(旧ツイッター)の声を紹介し、「外資系の投資家たちからの物言いで変わるのではなく日本国内の資金を出してきた企業こそもっと要求しては、ということなんですけど」とコメント。

 そして「電波は日本の主権にとって大事なもの。特に報道機関が海外の投資家から“こうしなさい”と言われてその報道機関が揺らぐのは本来極めて由々しき事態。政治からの介入も海外からの干渉も、本来なら矜持を持って独立性を担保し続けるのが放送局の使命なのに、その両方が脅かされているフジテレビの責任はある、と個人的には思う」と話した。

 これを受けて、ドイツ公共放送プロデューサーのマライ・メントライン氏は「だからこそフジテレビ自体がやらないといけない。日枝氏は辞任するかどうかは本人が決めることだが、会見は開いてほしい。説明責任を果たしてから次のステップなのでは」と指摘した。

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