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浦和GK西川はフル出場無失点通算200試合へあと2 町田FW中島はジーコの最年長得点記録かかる

スポニチアネックス 2025年2月5日 6時3分

 ◇14日J1開幕 全20クラブ陣容紹介(上)

 【蹴トピ】 現行の春秋制で最後の開催となる明治安田J1リーグが14日に開幕する。シーズンへ態勢を整えた全20クラブの選手と監督を、上下2回に分けて紹介する。その中で長く存在感を放ってきた浦和の元日本代表GK西川周作(38)、町田のFW中島裕希(40)と2人のベテランが偉大な記録に迫っている。 (記録課・矢吹 大祐)

 14年から浦和のゴールを守り続けるGK西川は、05年に地元の大分でプロ入り。09年に初めてJ1全試合に出場し、その後、移籍した広島、浦和でも全てのシーズンで正GKの座を譲らなかった。フル出場して無失点に抑えた通算試合数は198。22年に170試合で単独最多に立って以降も数字を伸ばし続け、順調なら今季序盤にも大台の200試合に到達する。

 特筆すべきはスコアレスの引き分けが54試合あること。無失点169試合の曽ケ端準は25試合、同163試合の楢崎正剛は30試合。味方攻撃陣が苦しむ展開でも辛抱強くゴールを守り抜き、地道に勝ち点の積み上げに貢献してきた証だ。

 西川はプロキャリアの全てをJ1で過ごしており、出場試合数も624まで伸ばした。GK最多の2位楢崎の631試合に今季中にも届き、遠藤保仁が持つ歴代最多672試合も視界に入ってくる。

 J2生活が長かった町田在籍10年目のFW中島は今季、J1最年長選手となった。昨季は初昇格で首位争いするチームで後半戦に出場機会をつかみ、10月川崎F戦でJ1では9年ぶりとなる得点。40歳3カ月19日は歴代4位の年長記録となった。

 今季開幕時点で年長2位三浦知良と3位中山雅史の得点時年齢を上回り、得点を挙げれば2位に浮上。10月以降の終盤6試合でマークすれば31年間破られていないジーコの最年長記録41歳3カ月12日を更新する。

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