柔道のグランドスラム・パリ大会に出場した日本選手らが4日、羽田空港に帰国した。
「有効」の復活など新ルールが適用された最初の大会で手探りの部分もあったが、男子代表の鈴木桂治監督は「特に違和感は感じなかった」と総括。「一本」に程遠い「技あり」2回での決着がなくなったことで「命拾いできる。チャンスが増える」と利点を挙げた。
女子63キロ級で優勝した嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)は「寝技が得意なので(抑え込みが)5秒で(有効の)ポイントになるのはプラス」と歓迎。女子48キロ級優勝の近藤美月(東海大)は「想定通り準備できた」と新ルール対策を勝因に挙げた。