ドジャースの大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、キャンプ地であるアリゾナ州グレンデールで自主トレを行った。
2日連続の自主トレとなった大谷は、屋外での練習は壁当てから開始。メディシンボールを壁当て中に投げ損ねて壁の上を超えてしまい、「あー」と大きな声を出す一幕もあったが、これはご愛敬。
キャッチボールでは、前日同様にノーワインドアップからの投球も見せた。この日は約50メートルまで距離を伸ばすなどリハビリ過程を順調に消化している模様。その後、捕手役に中腰になってもらい、握りを確認しながら投球した。さらに捕手役は座り、実戦に近い形式で強めに約20球。ここでもノーワインドアップで投じた。
前日もキャッチボールではほとんど見せないノーワインドアップから、スプリット、カーブなどの変化球を感触を確かめるように投げていた。その後は従来のセットポジションからも投げて、約15分間強度を高めた投球を続けた。テイクバックの軌道を何度も確認し、腕を伸ばしきらない「ショートアーム」が、さらにコンパクトになっており、様々な取り組みで進化を見せている。
この日はキャッチボール中にベッツがあいさつに駆け寄り、タッチの後にハグ。大谷の隣では新加入でメジャー通算76勝左腕のスネルもキャッチボールをするなど豪華メンバーがそろってきた。
チームのバッテリー組集合日は11日(同12日)の予定だが、大谷は1週間ほど早くキャンプ地に入り、前日3日(同4日)から調整を始め、この日も入念に汗を流した。23年9月の右肘手術からの投手復帰を目指しており、前日はキャッチボールや、昨年から力を入れる俊敏性を高めるメニューなど、5時間みっちり汗を流していた。