NBA史に残る電撃トレードでマーベリックスからレイカーズに移籍したルカ・ドンチッチ(25)が4日、ロサンゼルスで入団会見に出席し「(エイプリルフールの)4月1日か確認しないといけなかった。本当に信じられなかった」とトレードを通告されたときの心境を明かした。
1日夜、眠りに就こうとしていた際に携帯電話が鳴り、通告を受けたという。「凄くショックだった。(マーベリックスの本拠ダラスは)故郷だったので、本当につらい瞬間だった」と本音を打ち明け、「正直、初日は本当に大変だった。この48時間が1カ月のように感じられた」とコメント。それでも「ここはレイカーズ。世界最高のチームでプレーできるのでとてもワクワクしている」と気持ちを切り替え、電話で加入を歓迎されたというレブロン・ジェームズ(40)との共演に「夢がかなった。ずっと彼を尊敬していた。学べることがたくさんあるし、一緒にプレーできることに興奮している」と語った。
ドンチッチは3チーム間の大型トレードによる移籍で、レイカーズからはアンソニー・デービス(31)がマーベリックスへ移った。マーベリックスはふくらはぎのケガで昨年のクリスマス以降欠場を続いているドンチッチのコンディションに懸念を示していたとされ、ディフェンス強化のためデービスを獲得したと明かしていた。
しかし、若きスター選手の放出にマーベリックスのファンは「史上最悪のトレード」とプラカードを掲げるなど猛反発。ドンチッチの父サシャ氏も母国スロベニアのメディアで「ルカはひどい目に遭うに値しない。ルカのコンディションは昨年問題にもならなかった」などとマーベリックスを批判していた。