米大手タレント事務所「クリエーティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)」が3日、ジョー・バイデン前大統領(82)と契約を結んだと発表した。CAAはドジャースの大谷翔平投手(30)や俳優の西島秀俊(53)、音楽ユニットのYOASOBIとも代理人契約を結んでいる。
米FOXニュースは4日、タレント出身のトランプ大統領が記者団からバイデン氏について聞かれ「冗談だろ?」と驚がくの表情を見せたと報道。「タレント事務所と契約したのか?彼はそれよりもずっと大きな問題を抱えていると思うが…幸運を祈るよ」と付け加えたという。
CAAは17年から20年までバイデン氏と代理人契約を結んでいた。17年に回顧録を出版し、講演の全米ツアーでは8万5000枚以上のチケットを販売したという。CAAのリチャード・ラベット共同会長は「バイデン氏は国内外で最も尊敬され、影響力を持つ人物の一人だ。彼と再び提携できることを大変光栄に思う」と声明を発表した。ラベット氏らCAA幹部はバイデン氏の民主党支持者で、バラク・オバマ元米大統領やミシェル・オバマ元大統領夫人とも契約している。