将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第3局1日目は5日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で行われ、午後0時30分、両対局者が昼食休憩に入った。
藤井は「手打ち蕎麦(鉄火丼、バルサミコ寿司飯、香の物)」「煎茶」、永瀬は「うな丼(う巻き、お吸い物、香の物)」「ハーブティー」を注文した。
藤井が頼んだ「手打ち蕎麦」は常陸産のそば粉を使った二八そば。2日前から仕込み、ときとのスタッフが丹精込めて手打ちしたこだわりのメニューになっている。添えられた鉄火丼は、佐渡島産のシビマグロを使用。トロのような味わいながら、爽やかな脂が特徴で、漬けにして乗せた。酢飯はバルサミコ酢と赤ワイン酢を合わせたもの。海外ではなかなか上質な米酢が手に入らないため、グローバルな視点から米酢を再現している。
永瀬の「うな丼」は三河産のうなぎに自家製タレをかけ、炭火で焼いた。お吸い物はマグロ節と羅臼昆布の一番だしに、能登産の肉厚なしいたけ「のと115」を米油で焼いた味わい深い一品になっている。