フジテレビなどを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスが5日、2025年3月期第3四半期決算を発表。その中で、改めてフジテレビを巡る一連の問題について謝罪した。
決算報告書の中で「この度の当社子会社の(株)フジテレビジョン(以下、「フジテレビ」)に関する一連の報道をめぐり、ステークホルダーの皆様にご迷惑・ご心配をおかけしていますことを心よりお詫び申し上げます」として謝罪。
続けて、「2023年6月にフジテレビの番組の出演タレントと女性との間で生じた事案に関連した2024年12月以降の一連の報道を受けて、事実関係及びフジテレビの事後対応やグループガバナンスの有効性を客観的かつ独立した立場から調査・検証するため、利害関係を有しない弁護士で構成する「第三者委員会」を設置いたしました」と報告した。
「この第三者委員会は、日本弁護士連合会が策定した「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に準拠するものです」とし、「当社及びフジテレビは、第三者委員会による調査に対して全面的に協力いたします。また、第三者委員会から調査報告書が提出され次第、速やかに調査報告書を公表し、必要な対策を講じてまいります」と言及した。
そして、「並行して、フジテレビ社内に再生のためのプロジェクトチームを立ち上げ、一刻も早い信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」と明かした。