全日本プロレスは5日、都内の事務所で9日の後楽園大会の対戦カードを発表した。
会見には世界ジュニアヘビー級王者のMUSASHIと挑戦者の佐藤光留が出席。まず佐藤がベルトを奪取した場合は毎年行ってきた自主興行で他団体の王者クラスを集めて試合を行う目標がある。「キャリア25周年。ジュニアヘビー級は日本だけ。ほかは無差別級など日本のプロレスの文化というか、(他団体の王者クラスを)一同に集めたい。だから自分が丸腰とはいかない。ベルトをきっちり獲って25周年の通行手形にしたい」とぶち上げる。
さらに王者に「むーちゃん」のニックネームをつけ、商標登録してTシャツなどを販売し、そのロイヤリティーで他団体の選手へのギャラに充てることも宣言した。
一方の王者は初防衛への意気込み、質問などで答えようとすると、26日にリリースされる斉藤ブラザーズの「どっち?」がどこからとなく流れ、全くしゅべれず。それでも記念写真になるとやっと意気込みを語れるようになり防衛したあかつきには「王者なんだから今年の展望は(団体)中も大事だが、外へ防衛してアピールしていくのが俺の使命」と他団体の選手との対戦を熱望。さらに佐藤の「むーちゃん」の登録商標にも「勝ったら“むーちゃん”の永久使用権利もらいます。金が入るとかそんなのさせない」と初防衛と「むーちゃん」の使用権奪取を誓った。