乃木坂46の元メンバーでプロ雀士、麻雀カフェ経営者の中田花奈（30）が5日、都内で麻雀本「初めてでもすぐ、よくわかる！中田花奈の麻雀入門」（ワニブックス）の発売記念取材会を行った。
麻雀のゲームの進め方やアガリ役などを簡単に、わかりやすくレクチャーする一冊。「入門編ということで、知らない方が読むことになると思うので、麻雀に興味がない人がどうやって興味を持つかを考えました」と、同書に込めた思いを説明。自身も麻雀プロの戦術本を買って勉強しているといい「憧れの麻雀本を出せてうれしいです」と笑顔で話した。
2020年に乃木坂46を卒業した中田は、猛勉強の末、プロ資格を取得し、23年から麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参戦。「麻雀に対する負のイメージの払拭」を理念に持つMリーグにおいて、元アイドルとして、麻雀卓できらびやかなオーラを放つ中田の存在は計り知れない。実際に「アイドル時代よりも声をかけられる機会が増えた」と反響は非常に大きいそうで、「同じくらいの年代の女性などに読んでくれたらうれしい」と麻雀本の発売による、さらなる麻雀人口の拡大を望んだ。
いずれは憧れの戦術本の出版も夢見ている。「（実力は）まだまだですし、もし今お話を頂いても“無理です”って言ってしまうと思う」と謙遜しつつも、「他のプロの方と違った目線で麻雀を見つめ合えるようになったら、いつか出したいと思っている」と話す。しかし、憧れの戦術は攻撃型な麻雀が特徴の所属チーム「BEAST X」とは正反対の守備型だといい、相手のアガリ牌をピンポイントで止める“ビタ止め”が好きと本音を吐露。「放送対局でビタ止めをするプロがすごいカッコよく見える」とし、「読みの技術をもっと勉強して、いつか出せたらなと思います」と笑顔で語った。