俳優の大森南朋(52)が5日、都内で行われたAmazon Original映画「Broken Rage」の配信記念記者会見に出席。第81回ベネチア国際映画祭での出来事を振り返った。
北野武氏が監督、脚本、主演を務めた本作は2月14日より世界独占配信が決定。昨年9月には第81回ベネチア国際映画祭の特別招待作品として初披露され、大森は北野監督、浅野忠信とともにレッドカーペットを歩いた。
この日の会見で、ベネチア国際映画祭での出来事を振り返る中、北野監督が映画祭に向かう道中で頭を強打したと告白。そのため「凄い恥ずかしいんですけど…べネチアのことを覚えていなんです」とまさかの発言が飛び出した。
これを受け大森は「頭をぶつけたお話はうかがっていたんですけど。あんなに楽しい時間を過ごしていたのに全く覚えていないなんて…」と苦笑。
そのため北野監督に代わり「熱狂、ありましたね。(会場から)出るところにも武さんのファンの方たちがイタリアにもいっぱいいらっしゃって…皆さん、北野さんや浅野さんの写真を持ってサインをしてって…」と現地の熱狂ぶりを解説した。
ところが「僕の(サインを求めるファン)もたまにいるんですけど大体僕に渡される写真が浅野くんの写真で…。一応“大森”って書いておきましたけど…すみません。でも、とにかく盛り上がっていました」とほほ笑ましいエピソードで会場を沸かせた。
本作は「暴力映画における笑いがテーマ」で、警察とやくざの間で板挟みになった殺し屋が生き残りを懸けて奮闘する姿を、前半はクライムアクション、後半は同じストーリーをセルフパロディーで描く。