お笑いコンビ「ダイタク」の吉本大(40)、「9番街レトロ」のなかむら★しゅん(31)が警視庁から任意の事情聴取を受けたことが5日、分かった。
捜査関係者によると、インターネット上に開設されたオンラインカジノで賭博をした疑い。 海外のオンラインカジノサイトを使用していた。警視庁による任意の事情聴取で2人は事実関係を認めたという。
2人をめぐっては、先月末から番組への出演見合わせや差し替えが相次いで発表されていた。
大はコンビで出場予定だった結成16年以上の芸人が対象の賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」を欠場。4日には出演予定だったABCテレビ「相席食堂」(後11・10、関西ローカル)の放送内容が変更となっていた。5日以降は吉本興業の劇場の出演も相次いで変更となっていた。
なかむらは先月26日にフジテレビから「ハチミツ」(日曜深夜1・05)への出演休止が発表された。その後、テレビ朝日の冠番組「ナイチン街レトロ」(土曜深夜3・00)でも「所属事務所と協議の上、当面出演を見合わせることになりました」と伝えられた。また、出演していた1日放送のフジテレビ特番「ビッグオセロ」では、出演シーンにモザイクがかけられていた。
いずれも番組制作サイドからの詳細な理由の説明はなく、ネット上でさまざまな臆測を招く事態となっていた。 今月5日には所属する吉本興業が「所属タレントの活動自粛について」とする声明を発表。タレント名を伏せ「事実関係等が確定するまでの間、一部タレントは活動を自粛する」としていた。
◇ダイタク 兄の吉本大と弟の吉本拓の双子によるお笑いコンビ。双子であることを生かした漫才が人気で、結成15年のラストイヤーとなった昨年のM-1グランプリでは決勝初進出を果たした。
◇9番街レトロ 京極風斗、なかむら★しゅんによるコンビ。18年に結成され、ギャグや歌ネタを取り入れた豊富な漫才が人気で、テレビ朝日系「ナイチン街レトロ」やTBS系「9番街テレビ」など冠番組多数。