中日のドラフト1位・金丸(関大)が沖縄・読谷での2軍キャンプで2度目のブルペン入り。初めて捕手を中腰にさせて40球を投げ、順調ぶりを示した。
「6、7割くらいで投げました。少し強度を上げて、力感なく、質の良い球を投げることを意識しました。良くはなかったですけど、感覚を感じながら、という内容でした」
こう控えめに語ったが、最速154キロを誇る自慢の直球は球威抜群だった。ワインドアップとセットポジションで、ブルペンにミットの音を響かせた。
腰の負傷明けを考慮されての2軍スタートだが、状態は良好。22歳の誕生日という節目をキャンプ初日に迎え、2日は初めてブルペン入りし捕手を立たせて投球するなど、着実に段階を踏んでいる。
この日は第1クール最終日。「疲労を次の日に残さないことは大事で、シーズンも同じなので、そこも意識しながら。キャンプ中に捕手を座らせて投げられたら」。黄金ルーキーが徐々にギアを上げていく。 (湯澤 涼)
≪根尾はフリー打撃に初登板≫
D…根尾が今キャンプでフリー打撃に初登板。打者2人に計52球を投げ、安打性の打球は5本だった。プロ初勝利を目指した投手転向3年目の昨季だったが、先発1試合を含む3試合で0勝1敗、防御率9・39。今季から背番号「30」に変わり、中継ぎでの起用が見込まれる。「どれだけゾーンに投げられるかをテーマにした。打者への投げ始めにしては良かった」と手応えを口にした。