いよいよスタートした2025年の春季キャンプにおいて「野球のギモン 知ってQ(きゅー)」と題し、各球団の選手たちに野球の疑問をぶつけます。投球、打撃、守備、走塁だけでなく、道具へのこだわり、練習法など質問はスポニチ野球記者など公式X(旧ツイッター)で随時、募集中。今回はヤクルト・長岡秀樹内野手(23)です。
Q:プレー中にどんな声を出すか?準備の声だったり確認の声だったり投手にかける声だったり、長岡選手はどんな感じで出すか
A:全143試合に出場した昨季は、初のタイトルとなる最多安打にセ・リーグのベストナインにも輝き、名実ともに球界を代表する遊撃手となったヤクルト・長岡。試合中に最も声を出すシチュエーションは、投手への声かけで「テンポが一定になっていたり、“ここは大事”という場面では意識してマウンドに行くようにしています」と明かす。
投手は孤独なポジション。ピンチの際に試合に入り込み過ぎて冷静さを失うことも多い。遊撃の位置からそれを感じ取った時は、タイミング良く声をかけることは重要。経験の浅い選手は声をかけるタイミングで迷うことも多いが「先輩(内野手)の背中を見て学びました」と言う。
時に他の選手から声かけを促されたこともあったという。「(三塁の)村上さんに“お前が行け”というジェスチャーをしてもらったりして、そうやって覚えていきました」と長岡。打撃、守備だけでなく、声でもチームを支える23歳はチームに欠かせない存在だ。