DeNAが、昨年の日本シリーズ制覇を記念して「チャンピオンリング」の製作を検討していることが5日、分かった。
開幕前の完成を目指し、ユニホーム組に加え、チームスタッフ、球団職員の希望者へ提供する方向。リングは単価で10万円以上となり、全体にプラチナコーティングが施され、記念ロゴの部分には純金メッキも使用されるイメージという。
チームは26年ぶりの日本一をつかみながら、オフの調整がつかずに優勝旅行は行えなかった。三浦監督が「この優勝は全員でつかんだもの」と言い続けたように、全球団関係者の努力に報いるための案が練られていた。
既に春季キャンプも始まり、初日には1、2軍の両キャンプ地でパレードを実施した。球団側はチャンピオンリング製作を、関係者たちへの還元の区切りとし、27年ぶりリーグV奪回へ向かう切り替えのタイミングとも考えている。製作が実現すれば、98年の日本一に続き球団では2個目の日本一リングとなる。
20年サイ・ヤング賞右腕のバウアーの2年ぶり復帰に成功し、トレードでソフトバンクから三森を獲得するなど、強化も進めている。スタッフ、球団職員らの手元に日本一の輝きを放つリングが届けば、よりモチベーションを高めることは間違いなさそうだ。