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王将戦第3局2日目対局再開 藤井王将の封じ手は△8一飛

スポニチアネックス 2025年2月6日 9時8分

 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第3局が6日午前9時、前日から行われている東京都立川市の「オーベルジュときと」で再開された。

 午前8時41分、挑戦者の永瀬が入室。藤井は49分に姿を見せ、1日目の指し手を再現した。

 藤井が1日目に封じた78手目を、立会人の青野照市九段(72)が開封。封じ手は「△8一飛」だった。王手飛車取りがかかる可能性のある悪い位置の飛車をずらし、▲4一銀など金の両取りを消す狙い。

 先手永瀬、後手藤井で始まった対局は、角換わりの出だしから藤井は右王に。藤井が馬を作るなど気持ちよく攻めているように見えるが、攻守ともに陣形が不安定。永瀬は守りを固めつつ、相手の弱点を探して攻撃のタイミングを図る展開になった。

 青野によると、「4四にいる藤井さんの馬をどうするかが勝負の分かれ道」だという。藤井は馬の厚みを生かした攻めをしたい一方、永瀬は馬を抑える、もしくは消すことができるかが2日目のポイントとなりそうだ。

 消費時間はここまで藤井が3時間36分、永瀬が3時間43分。

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