国内男子ツアーの新規大会「前澤杯」(4月14~27日)の開催発表会見が試合会場の千葉・MZ GCで行われ、大会を企画した実業家の前澤友作氏(株式会社カブ&ピース社長)、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の諸星裕会長、倉本昌弘副会長、プロゴルファーの石川遼、清水大成らが出席した。
ZOZO社長時代には、米ツアーZOZOチャンピオンシップの日本開催を実現させた実績を持つ前澤氏は「ゴルフ界には新しいチャレンジが必要。これがきっかけになって盛り上がれば良い。とにかく盛り上がる大会にしたい。経済的にも盛り上がる、お金がしっかり回る大会にしたい。スポンサー、試合数が減る状況がある中、新しい風を吹き入れたい」と大会を企画した意義を強調した。
前澤杯は国内ツアー初の2週間開催で、4月24日からの本戦前には、最大10日間にわたるプロアマ戦を実施する。プロアマ参加券は1日50組、1組100万円に設定され、3月1日から販売される。1組最大3人の参加者は一緒にプレーするプロ選手をオークション入札方式で指名することもできる。そしてプロアマ戦の収益は賞金に充当され、賞金総額は最大4億円、優勝賞金は最大8000万円となる国内トップクラスの大会を目指している。
石川は「プロアマ戦が一般の方にも広く(参加できる)機会があること。初めて聞いた時はびっくりした。僕らができることは、クラブでボールを打って生きてきている僕らなので。自分たちの技術で喜んでもらえるようにしたい。良い2週間にできるように努力したい」と話した。
本戦は100人が出場し、4日間予選落ちなしの72ホールのストロークプレーで争われるが、賞金ランクへの加算は60位までになる予定だ。またプロアマ戦、本戦とも各組にラウンドガールがスコアボードを手に同行して大会を盛り上げる。本戦の入場券は1日1万円で3月1日に発売開始となる。