柔道男子90キロ級の村尾三四郎(24=JESグループ)が6日、グランドスラム(GS)バクー大会(14日開幕)へ向けてのオンライン会見を行った。
パリ五輪で銀メダルを獲得し、昨年12月のGS東京大会では優勝。「五輪まではケガとの闘いでもあったので、足技のバリエーションの中でケガのリスクがあるからできなかった技もたくさんあった」という。現在は「足技のつなぎとかもできるようになったのでそのへんはGS東京の時より良い。さらに洗練して試合でも使えるものにする練習を積んできた」と自信を口にした。
「有効」の9年ぶり復活など国際柔道連盟(IJF)が定めた新ルールで臨む初めての大会。袖口をつかんでも指導の対象とならないなど組み手のルールが変わったことを挙げた上で「相手の対処を待つのではなく、自分で組み手を対処して次につなげるのは考えてやってきた」と対策を明かした。「新ルール適用一発目の試合なので、どれだけ自分が対応できるかの確認」。そして「世界選手権(6月、ハンガリー・ブダペスト)につながる試合にしたい」と意気込んだ。