鹿島のDF植田直通(30)が6日、新日本プロレス鹿嶋大会にサプライズ参戦した。謎の覆面男として内藤哲也、高橋ヒロムとリングに上がり、マスクを取ると会場から大きな歓声が沸き起こった。リング上では目を見開く内藤の決めポーズを披露。試合中はリングサイドで観戦し、勝利を見届けた。
サッカー界屈指の武闘派で、大のプロレス好きという元日本代表DF。「まさか自分がセルリアンブルーのマットを踏む日が来るとは思っていなかった。こんな経験をできる選手はいない」と興奮気味に振り返った。
「憧れ」という内藤とは、鹿島と新日のコラボ企画で対談するなど親交がある。「準備の仕方、お客さんを盛り上げること、そういったプロの凄さを間近に感じた」と大きな刺激を受けた様子だった。
15日の湘南との開幕戦に向け、ピッチ上での調整は大詰めを迎えている。今季も最終ラインを支える闘将は「もちろんタイトル、それだけ。自分たちもサポーターの方たちも飢えている」と決意を新たにした。