◇カーリング日本選手権第5日(2025年2月6日 神奈川・横浜BUNTAI)
女子で18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは、2次リーグ第2戦でここまで5戦全勝のフォルティウスと対戦。7―6で難敵を下し、持ち越した1次リーグの成績を合わせて通算3勝1敗とし、準決勝以降に駒を進めた。
スキップ藤沢五月が本領を発揮した。第3Eには5点スチールされかねない大ピンチとなったが、狭いところを巧みに通すスーパーショットで1点ゲット。大量失点のピンチとなった第5、7Eも神ショットで1点もぎ取った。
耐えに耐えて迎えた最終第10E。2点ビハインドだったが、仲間が藤沢が大チャンスの局面を作ると、フォルティウスのスキップ吉村のラストショットが決まらず、3点奪って劇的大逆転勝利を収めた。
藤沢は試合後、チームミーティングと練習を終えてから取材に対応。「我慢強く、ゾンビのように粘り強く、這い上がってくるように終始戦えた」と胸を張った。
ミラノ・コルティナ五輪出場に望みをつなぐためには、今大会で準決勝に進出(3位以内)に入って9月末までに開催される五輪代表候補決定戦に駒を進める必要があったが、夢舞台への“第一関門”を突破した。