回転寿司大手スシローは6日、CMキャラクターの笑福亭鶴瓶(73)を使用した広告を順次再開することを公式サイトで発表し、鶴瓶に謝罪した。サイトには、寿司を前に割り箸を持って笑みを浮かべる広告画像が復活した。
鶴瓶は中居正広氏(52)と被害女性らが参加した2023年5月のバーベキューパーティーに出席していたことが先月25日配信の週刊文春電子版で報じられ、スシローは同29日から広告を見合わせた。ネット上では「その場に一緒にいただけで削除?」などと対応を疑問視する声が相次いでいた。
スシローは鶴瓶本人と所属事務所に「ご迷惑とご心痛をおかけし、深く反省しております」と謝罪。文春報道を受けさまざまな意見が客から寄せられたといい「所属事務所さまを通じて当初の(文春)報道に対し書面にてご見解を頂きましたが、状況の全体像が不明確だった」と、広告を見合わせていた理由を初めて詳細に明かした。これまでは「総合的な判断」としていた。事務所とのやりとりや社内協議を続け、再開を決めたという。
鶴瓶はスシロー以外の仕事には影響が及んでいなかった。レギュラー番組「ザ!世界仰天ニュース」を放送する日本テレビと「A―Studio+」を放送するTBSは出演などについて本紙に「変更はない」と説明。今月3日には主演映画「35年目のラブレター」のお披露目試写会に予定通り出席していた。
2日放送のMBSラジオ「ヤングタウン日曜日」では「歴史に残るとばっちり」などと、広告を削除されたことへのリアクションとみられる発言をしていた。所属事務所は「この件に関してコメント致しません」としている。