吉本興業のタレント2人がオンラインカジノで賭博をした疑いで警視庁から任意の事情聴取を受けた問題で同社が所属タレント十数人に聞き取り調査を行っていることが6日、分かった。
警視庁はお笑いコンビ「ダイタク」の吉本大(40)と「9番街レトロ」なかむら★しゅん(31)の他にも複数の人物が関与した可能性があるとして、捜査を進めている。事務所関係者は「聞き取り調査は若手を中心に進んでいるようです」と明かした。
同社は5日、タレント名や詳細を伏せた上で、事実関係が確定するまで当該タレントが活動を自粛すると発表した。日本テレビは6日、「当該タレントが番組に出演しておりました」として、10日と17日に放送される「大悟の芸人領収書」について、出演部分をカットして放送すると発表した。
オンラインカジノは海外で合法的に運営されていても日本国内から接続することは賭博罪などで違法となる。反社会的勢力の資金洗浄手段としても用いられているとされ、警察は警戒を強めている。