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「大谷翔平は被害者」検察側が“繰り返し”強調 水原一平被告に禁錮4年9月、大谷へ26億円賠償

スポニチアネックス 2025年2月7日 9時25分

 米カリフォルニア州の連邦地裁は6日(日本時間7日)、ドジャース・大谷翔平選手(30)の銀行口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、賭博の胴元側に不正送金したとする銀行詐欺罪などに問われた元通訳、水原一平被告(40)に対して禁錮4年9月や大谷へ1700万ドル(約26億円)の賠償を言い渡した。

 同州のジョセフ・マクナリー連邦検事代理は本件に関し「私たちは何度も明確にしてきましたが、本日改めてその点を強調します」とした上で「大谷氏は本件の被害者です。大谷氏は本件の被害者です」と繰り返し強調。

 さらに記者からの質疑応答の場面でも「何も悪いことをしていない人がいて、金を盗まれ、彼の職業上の評判が傷つけられたということです。そして、それは誰かが簡単には取り戻せるものではありません」とし「繰り返しますが、だからこそ私は大谷氏が被害者であり、利用されたことを強調し、その人は責任を負うことになる」と再度主張した。

 裁判資料によると、水原被告は大谷の通訳だった2021年11月ごろから昨年3月ごろにかけ、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷の口座から胴元側に不正に送金した。野球カードの購入費や歯の治療費もこの口座から支払ったほか、口座から得た金を22年の課税所得として報告せず、虚偽の納税申告もした。

 水原被告は捜査当局に一時拘束され、連邦地検との司法取引に応じて罪を認めた。

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