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八代弁護士 水原被告の禁錮4年9月は「感覚的にかなり軽い」「社会的制裁は考慮されなかったに等しい」

スポニチアネックス 2025年2月7日 10時52分

 弁護士の八代英輝氏(60)が7日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。ドジャース・大谷翔平選手(30)の銀行口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、賭博の胴元側に不正送金したとする銀行詐欺罪などに問われて米カリフォルニア州の連邦地裁から禁錮4年9月を言い渡された元通訳、水原一平被告(40)について言及した。

 八代氏は今後について「今後、控訴を断念して収監という形になるのか弁護人と検討することになるんだろうと思います」と説明した。

 禁錮4年9月の判決については「この大金の窃盗に関して言うと、感覚的にかなり軽い」と自身の見解を述べた。水原被告は司法取引を行っており「弁護人が訴えている社会的制裁の部分については考慮されなかったと言っても等しいと思います」と話した。

 禁錮4年9月に加え、3年間の保護観察処分、賠償金として1800万ドル以上を支払うよう命じられた。賠償金には大谷への約1700万ドル、国税庁へ100万ドル以上の罰金が含まれる。

 水原被告は法廷で「大谷さんには、本当に申し訳ないことをしたと言いたい」と大谷やドジャースに謝罪。また、自身の経験を元にギャンブルで問題を抱える人を助けたいとも語り「自分のしたことを言い訳にしているわけではありません。自分の行動を正当化するつもりは一切ない。一人の人間として私を見ていただき、変化が起こりうると信じていただきたいのです」と述べた。そして「結果を受け入れる準備はできている」とした。

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は、自身のXで裁判官は水原被告に対し、「裁判所を欺き、重要な事実を省略した」などと伝えたことを明かした。また、「水原被告の弁護士も検察側の弁護士も、水原被告は刑期終了後、国外退去処分になるだろうと述べている。水原は合法的永住権保持者だが、米国市民ではない」と伝えた。

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