エジプト出身のタレント、フィフィ(48)が7日、自身のSNSを更新。米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)の銀行口座から約1659万ドル(約25億3000万円)を盗み、違法スポーツ賭博の胴元に不正送金し、銀行詐欺罪などに問われた、大谷の元通訳水原一平被告(40)の判決公判について言及した。
カリフォルニア州オレンジ郡サンタアナの連邦地裁は6日(日本時間7日)、水原被告に禁錮4年9月、賠償金1700万ドル(約26億円)の量刑を言い渡した。
裁判資料によると、水原被告は2021年11月ごろから昨年3月ごろにかけ、大谷の口座から約1659万ドルを盗み、違法賭博の胴元側に不正に送金した。野球カードの購入費や歯の治療費もこの口座から支払い、口座から得た金銭を課税所得として報告せず、虚偽の納税申告もした。
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の報道によると、水原被告が大谷の銀行口座から電話で送金手続きをする際、銀行側に「大谷翔平です」と述べ、送金理由は「車のローン」と回答したという。
同連邦地検は禁錮4年9カ月と釈放後3年間の保護観察処分、大谷への約1700万ドル(約26億円)の賠償などを求刑。水原被告は司法取引に応じて罪を認めたうえで、事件は長年にわたるギャンブル依存によるものとし、過去の判例でギャンブル依存症によって罪を軽減された判例があるとして減刑を訴えていた。
フィフィは「水原一平被告に対し、カリフォルニアの連邦地裁が求刑通りの禁錮4年9月と約1700万ドルの返還を命じました。当然の判決です。この件に関しては金額が大きかったのもあるけど、それ以上に大谷さんが悔しかったのは、相棒による裏切りだろう。人を欺いたら、それなりの報いを受ける。逃げられると思うな」と私見をつづった。