Infoseek 楽天

上地雄輔 水原被告の禁錮4年9月の判決に驚き「これで済んじゃうんだ。相手の人生を壊してしまう恐れも」

スポニチアネックス 2025年2月7日 14時17分

 タレントで歌手の上地雄輔(45)が7日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。ドジャース・大谷翔平選手(30)の銀行口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、賭博の胴元側に不正送金したとする銀行詐欺罪などに問われて米カリフォルニア州の連邦地裁から禁錮4年9月を言い渡された元通訳、水原一平被告(40)について言及した。

 同番組に出演した吉田大国際弁護士は今回の判決について「非常に厳しい判断だった」との見解を示した。その理由として「量刑ガイドラインというのがありました。その下限が4年9月。今回司法取引をして、なおかつ調査にも非常に多くの協力をしています。減刑になると見られてもいいケースだったと思いますが、ゼロ回答にしてきたのは非常に厳しいと思います。減刑になるのが一般的だったにもかかわらず、それを許さない。ゼロ回答というのは厳しい判断だったと思います」などと解説した。

 これらを受け、コメントを求められた上地は「(法廷に出入りする際も)ずっと顔色を変えなかったですけど、あれくらい顔色を変えない(くらいでない)とあそこまで大きなお金を使えないと思います」と感想を語った。吉田弁護士が「厳しい判断」とコメントしたことにも触れ「僕からすると、これで済んじゃうんだと感じました。もちろん(司法取引で)いろんなことを言ったんでしょうけど、4年9月で厳しいんだと純粋に思いました。相手の人生を壊してしまう恐れもありますから」と話した。

 禁錮4年9月に加え、3年間の保護観察処分、賠償金として1800万ドル以上を支払うよう命じられた。賠償金には大谷への約1700万ドル、国税庁へ100万ドル以上の罰金が含まれる。

 水原被告は法廷で「大谷さんには、本当に申し訳ないことをしたと言いたい」と大谷やドジャースに謝罪。また、自身の経験を元にギャンブルで問題を抱える人を助けたいとも語り「自分のしたことを言い訳にしているわけではありません。自分の行動を正当化するつもりは一切ない。一人の人間として私を見ていただき、変化が起こりうると信じていただきたいのです」と述べた。そして「結果を受け入れる準備はできている」とした。

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は、自身のXで裁判官は水原被告に対し、「裁判所を欺き、重要な事実を省略した」などと伝えたことを明かした。また、「水原被告の弁護士も検察側の弁護士も、水原被告は刑期終了後、国外退去処分になるだろうと述べている。水原は合法的永住権保持者だが、米国市民ではない」と伝えた。

この記事の関連ニュース