現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（71）が7日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今オフに海外FA権を行使してオリオールズと年俸1300万ドル（決定時のレートで約20億円）の1年契約を結んだ菅野智之投手（35）について語った。
今オフでメジャー挑戦する選手で注目する選手はいるかと問われると「みんな頑張ってもらえればいいと思いますよ」と全員にエールを送った。近年はメジャー移籍を志す選手が多いことにも「行きたい選手は行けばいいんじゃない。それでどういう世界なのか味わって、帰ってくるのは帰ってくればいいし、向こうにずっといるんだったらいればいいし」とメジャー移籍には肯定的な考えを示した。
菅野は2020年オフにポスティングシステムでメジャー移籍を目指すも合意に至らず、巨人に残留。「日本での実績をひっさげて、前ポスティングでできなかったものを今回FAで行く。並々ならぬ覚悟の上で行くんだろうと思う」と推察した。
昨季は巨人で15勝（3敗）で最多勝のタイトルを獲得。防御率1.67と安定感抜群の投球でチームのリーグ優勝に貢献した。「去年やった実績っていうものが自分の中で相当自信になってきていることだけは確かだと思う」と分析した。
懸念点としては35歳という年齢面を指摘。「年齢的なもので過酷なアメリカの野球。それを克服できるかどうかっていうその1点だけじゃないのかな」と話した。
最後には「良い結果を出してくれればいいなと思います」とエールを送っていた。