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水原一平被告 ほぼ検察求刑通りの実刑判決 国際弁護士「依存症か否かはともかく…彼自身の問題と」

スポニチアネックス 2025年2月7日 15時21分

 国際弁護士の村尾卓哉氏が7日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、ドジャース大谷翔平投手(30)の元通訳、水原一平被告(40)が銀行詐欺罪などで米カリフォルニア州の連邦地裁から禁錮4年9月を言い渡された判決について解説した。

 水原被告は大谷の銀行口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、賭博の胴元側に不正送金したとする銀行詐欺罪などに問われていた。3年間の保護観察処分、賠償金として1800万ドル以上を支払うよう命じられた。賠償金には大谷への約1700万ドル、国税庁へ100万ドル以上の罰金が含まれる。

 弁護側が禁錮1年6月の情状酌量を求めていたのに対し、判決はほぼ検察側の求刑通りだった。村尾氏は「水原氏側としてはギャンブル依存症が今回の罪のきっかけになったということを強く推していた」と解説。「裁判所としては、ギャンブル依存症か否かというところはともかく、それが影響して犯罪に手を染めたわけではなく、彼自身の問題であるということで、求刑通りの判決を下したと思われます」と見通しを口にした。

 水原被告は法廷で「大谷さんには、本当に申し訳ないことをしたと言いたい」と、大谷やドジャースに謝罪。また、自身の経験を元にギャンブルで問題を抱える人を助けたいとも語り「自分のしたことを言い訳にしているわけではありません。自分の行動を正当化するつもりは一切ない。一人の人間として私を見ていただき、変化が起こりうると信じていただきたいのです」と述べた。そして「結果を受け入れる準備はできている」とした。

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