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【卓球】早田ひな 準々決勝敗退…フルゲーム無念「実力として負けた」世界4位の中国選手に敗戦

スポニチアネックス 2025年2月7日 15時37分

 ◇シンガポール・スマッシュ第9日(2025年2月7日 シンガポール・スポーツ・ハブ)

 女子シングルスの準々決勝が行われ、パリ五輪メダリストで世界ランク5位の早田ひな(24=日本生命)は同4位の陳幸同(27=中国)に3―4で敗れた。

 「今回の負けは実力として負けたなと言う感じがある。これがあったからこそ強くなれた、といつか言えるように頑張りたい」

 第1ゲームを9-11で落としたが、そこから11-9、11-8と2ゲームを連取し勢いをつけた。第4ゲームから9-11、8-11と2ゲームを失ったものの、第6ゲームを11-8で3-3に追いついた。しかし、最後は力尽き、4-11で4強入りを逃した。

 パリ五輪では左腕を痛めながらも個人、団体戦とメダルを獲得。今もテーピングを巻いてのプレーが続く。「ケガが明けてから練習してきたことが出せたところもあったり、出せなかったところもある。出せなかったところは技術不足。試合の中でいろんな調整をしながらやっていたけど、最終的に上手く出来なかったので、そこは練習のみだと思う」と前を向いた。

 今大会は冬の日本との気温差でコンディション維持に苦戦。「一番難しい大会だった」と直近2年は結果を残せていない舞台だった。

 一昨年は2回戦、昨年は1回戦で敗退し、本来であれば戦っていたはずの日に観光地に出向いた。だからこそ、今回はあえて練習時間を減らすなど体調管理を最優先。パリ五輪で痛めた左腕の状態が万全でない中でも、22年に続く今大会自己ベストに並ぶ8強入りを果たした。しかし、強敵相手に準決勝進出はならず。悔しい表情を浮かべ、コートを後にした。

 ▽シンガポール・スマッシュ 21年から始まった卓球の国際大会「WTTシリーズ」の最上位カテゴリーに位置づけられるトーナメントの一つで、今大会は今年で4回目の開催となる。世界ランクポイントは五輪や世界選手権(個人戦)と同じポイントが加算される。シンガポールのシンガポール・スポーツ・ハブで行われ、男女のシングルスとダブルス、混合ダブルスの計5種目を実施。個人戦の優勝賞金は7万5000ドル(約1100万円)となっている。

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