FC東京のDF森重真人(37)が7日、小平グラウンドの練習後に取材に応じた。プロ入り20周年を迎えた、練達のDFは「今季も変わらずギラギラしたい」と、シーズン開幕に向けて闘志を燃やした。
記念すべき節目の1年が幕を開ける。06年に大分に加入してから20年という歳月をプロサッカー選手として過ごしてきた。今年5月で38歳となるが、森重は「ギラギラしていないといけない」と言い、老け込むつもりも落ち着くつもりはない。
「キャンプ中からポジションを確約されている訳ではない。いい競争の中でチームは成長していく。その競争に加われていることは幸せなこと。昨季もそうだったけど、今年もギラギラしたい」
開幕前のキャンプ中から遅くまで一人練習グラウンドに居残り、誰よりもトレーニングに打ち込んできた。ストイックな日々を過ごせば、「まだまだできると昨季気づけたし、体も動くと分かった」と言葉にする。
今季から松橋力蔵監督(56)を迎え、新たなスタイルへの挑戦も始まった。その中でチーム全体が活気にあふれ、森重も「チームがやろうとしていることに、どれだけ自分が貢献できるか。自分自身も楽しみ」という。
残り10試合で、J1通算500試合出場の大台にたどり着く。
そして、J1初制覇も未だ成し遂げられていないままだ。チームと歩調を合わせるように、大ベテランは今季も限界に挑み続けるつもりだ。