タレント河合郁人(37)が7日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、ドジャース大谷翔平投手(30)の元通訳、水原一平被告(40)が銀行詐欺罪などで米カリフォルニア州の連邦地裁から禁錮4年9月を言い渡されたことについて自身の思いを語った。
水原被告は大谷の銀行口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、賭博の胴元側に不正送金したとする銀行詐欺罪などに問われていた。3年間の保護観察処分、賠償金として1800万ドル(約27億円)以上を支払うよう命じられた。賠償金には大谷への約1700万ドル、国税庁へ100万ドル以上の罰金が含まれる。
量刑言い渡しの前には、水原被告が大谷を装って銀行に電話する音声が公開されていた。河合は「録音データがあったじゃないですか?凄く慣れた口調で人の名前を話していて、当たり前のように言っていた」とし、「もともと通訳として付いていた方が話していたのが、凄くショックだった」と本音を口にした。
水原被告は法廷で「大谷さんには、本当に申し訳ないことをしたと言いたい」と、大谷やドジャースに謝罪したが、河合は「だからこそ、大谷選手に申し訳ないという気持ちがどうしてもすっと入ってこないというか。反省できる環境なんですかね?」と疑問を口にした。
番組には国際弁護士の村尾卓哉氏がリモート出演した。河合の疑問に、「判決の中では、きちんと刑務所の中でも返済計画を立てて被害者にお金を返しなさいということも含まれていた」と説明。「恐らく、禁錮刑だから働く義務はないんですけど、中で働きながらお金も、凄く少ない額だけど得て、その中で返済していくんだと思います」とした。ただ、刑務所内の労働単価は安く、「到底追いつくような額ではない」とも指摘した。