◇シンガポール・スマッシュ第9日(2025年2月7日 シンガポール・スポーツ・ハブ)
女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク8位の伊藤美誠(24=スターツ)は同3位の王芸迪(27=中国)に1-4で敗れた。
「攻めながら緩急をつけたり工夫できたときは凄く良かったけど、ミスを誘うような対応をしてきた時に自分が少し我慢できなかった」
第1ゲームを7-11で落としたものの、第2ゲームを11-4で取り返した。その後も接戦を演じたが、9-11、6-11、5-11で圧倒された。
「目の前の1試合1試合を勝ち上がってきたのは良かった」と手応えを口にしたが、「王芸迪選手の試合でもう少し競りたかった」と唇をかんだ。
今大会は2回戦で、1回戦で同38位のキム・ナヨン(韓国)を3-1、2回戦で同60位のジャン・モーで(カナダ)を3-1、3回戦で同10位の銭天一(中国)を3-1で下し、準々決勝進出を決めていた。
▽シンガポール・スマッシュ 21年から始まった卓球の国際大会「WTTシリーズ」の最上位カテゴリーに位置づけられるトーナメントの一つで、今大会は今年で4回目の開催となる。世界ランクポイントは五輪や世界選手権(個人戦)と同じポイントが加算される。シンガポールのシンガポール・スポーツ・ハブで行われ、男女のシングルスとダブルス、混合ダブルスの計5種目を実施。個人戦の優勝賞金は7万5000ドル(約1100万円)となっている。